ファクタリングは違法な資金調達方法?最初に知っておくべき基礎知識

事業を営んでいく中で、特に気を付けなければならない事項の一つに「資金調達」が挙げられます。

違法な資金調達方法を利用してしまったが為に、後々大きなトラブルに陥るというケースが後を絶ちません。

 

違法な資金調達方法とはどのようなものなのか?手数料の高いファクタリング業者は違法なのか?

といった、ビジネスシーンの資金調達に関して知っておきたい情報を分かりやすく解説していきます。

 

違法な資金調達とは

事業主が資金調達を行う場合には、『資本を増やす』もしくは『負債を増やす』のいずれかを選択する必要があります。

 

資本を増やす・・・株式引き受けによる増資やファクタリングなど
負債を増やす・・・銀行、法人向け消費者金融による融資など

 

但し、自社のみで資金調達を行うことは難しく、金融機関など第三者の介入を経て資金を調達することになります。ここに落とし穴があるのです。

優良な相手から資金調達のサポートを受けることができれば良いのですが、中には言葉巧みに誘惑してお金を毟り取る悪徳業者というのも存在します。

悪徳業者は、金融契約に関して定められている法律を無視して暴利や違法な取り立てなどを行ってきます。

 

貸金業法が定めている内容

お金が絡む契約に関しては様々な法律が用意されており、金融トラブル防止や悪徳業者から利用者を守る為に多くの事項が定められています。

中でも有名なのは、“貸金業法(かしきんぎょうほう)”でしょう。

それぞれどのような法律で、具体的に何を定めているのかをまとめてみました。

貸金業法…貸金業者や貸金業者からの借入について定めている
多重債務者の増加による社会問題を解決することを目的として作られた

総量規制…貸金業法の一部であり、貸付金額に関して定めている
年収の3分の1を超える借入ができなくなるという内容のもの

利息制限法…貸金業者が貸付をする際の、利息に関して定めている
刑事罰こそありませんが、違反して利息を受け取った場合は返還義務が生じる

出資法…貸金業者を規制することを目的に、金利等の取り締まりに関して定めている
違反した金利を取ることで、刑事罰が与えられる

 

共通している事項としては、すべて貸金業者および貸金業者の利用者に関する法律であり、金融トラブルなどから消費者を守るために定められているという点です。

 

貸金業法とは?

 

法を犯すとどうなるの?

上記の法律における罰則は、貸し手側に対して適用されます。

誤って貸金業法に違反した業者(闇金融や悪徳業者)を利用してしまったとしても、利用した側に特別な罰則はありません。

 

誤って契約してしまったという場合は、すぐに警察や弁護士に相談してください。

金融庁や財務局にも、相談窓口が用意されていますので、少しでも怪しいと感じたらすぐに第三者に相談しましょう。

 

一方で貸し手側には、違反すると刑事罰に処せられます。民事事件・刑事事件として裁かれることになり、最大で5年以下の懲役や1億円以下の罰金が科せられます。

 

ファクタリングは闇金融?

まず知っておいて頂きたいのは『ファクタリング取引は闇金融ではない』ということです。

近年、法人や自営業者を相手にした悪徳貸金業者やファクタリング業者を名乗った闇金融による被害が増加していることで、“ファクタリング取引=闇金融“というイメージをお持ちの方が多く見受けられます。

 

しかし、これは全くの誤解であり、ファクタリング取引自体は世界中で行われている健全な資金調達方法であって、決して違法なものではありません。

 

ファクタリングに悪いイメージが付いている理由としては、以下の事が考えられます。

  1. 手数料が20%以上になることもある
  2. 貸金業者としての登録がない
  3. ファクタリングという取引自体の認知度が低い
  4. ファクタリング業者を名乗った闇金業者が増えてきている

 

日本では、資金調達というと「融資」「ローン」という印象が強く、『ファクタリングによる売掛債権の売買』と聞いてもピンと来ないという方も多いでしょう。

そのため、ファクタリングと融資・ローンが比較されることが多く、その結果手数料が高いから闇金融・貸金業者としての登録がないから危ないといった誤解を招いてしまうのです。

 

また以下で詳しく解説しますが、ファクタリング業者を隠れ蓑とした悪徳金融業者による犯罪が横行しているのも原因として挙げられるでしょう。

 

ファクタリングは融資ではない

ファクタリングによる資金調達と、融資やローンによる借入は全くの別物です。ファクタリングと融資を比較すると以下のような違いがあります。

 

《ファクタリングと融資の比較》

ファクタリング融資
法規制特になし
※“貸金”ではないため
・貸金業法
・利息制限法
・出資法
認可特になし
※“貸金”ではないため
・財務局長・都道府県知事への許可取りが必要
・貸金業者としての登録が必須
調達した資金収入借金

このように、ファクタリングと融資は全くの別物です。

 

特に、表最下部の「調達した資金」という項目に注目してください。

ファクタリングは、債権を売買して収入を得るため、調達した資金は純粋な収入となります。

一方で融資は、お金を借りているだけなので返済が必須となり、税務上の借金という扱いになるのです。

 

ここが重要なポイントであり、ファクタリング会社は債権を買い取っただけでありお金を貸すわけではないのです。

つまり先ほど解説した貸金業法などのお金を貸すことを生業とする業者に向けて定められている法律は、ファクタリング業者には適用されません。

 

法による制限や監視の目が厳しくなった融資・貸金よりも,整備が整っていないファクタリング業界に目を付けて悪さを働いている悪徳業者もあるようです。

実際に、ファクタリング業者を名乗って違法な貸付を行って摘発された業者も出てきています。

 

ファクタリングは融資ではない

 

安全なファクタリング業者の選び方

上記の表を見てもわかるように、現在日本国内はファクタリング取引に関する法規制が十分に整備されていません。

 

金融庁では、ファクタリングによる資金調達についての注意喚起を行っています。

内容とは、“ファクタリング業者を装った詐欺が横行している”というものであり、具体的な事例がいくつか挙げられていると共に、金融庁や財務局の相談窓口が紹介されています。

 

《ファクタリングに関する違法な資金調達の具体例》

債権の買取代金が著しく低額であり、高額な手数料が発生している
・売買契約ではなく、債権担保の貸し付けが行われている
・譲渡したはずの債権の回収が、売り主に委託されている

 

ファクタリング取引自体は、資金調達までのスピードや保証人が不要といった利便性や売掛金の未払いリスク軽減といった点においてメリットが多く、世界中で多くの企業が積極的に利用している資金調達方法です。

 

国内では認知度・利用者共にまだまだといった感じではありますが、これから認知度は更に高まり多くの企業が利用するようになると考えられています。

ファクタリングによる資金調達を考えているという方は、業者に言われるがまま契約を結ぶのではなく、自分自身もしっかりとファクタリングの仕組みについて理解を深めて、納得の上で契約を結ぶ必要があります。

 

ファクタリング業者を選ぶ3つのポイント

健全で安心して利用できるファクタリング業者を選ぶには、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 複数に見積もりをとって、手数料の相場を知る
  • 手数料の上乗せなどをチラつかせ、契約を急かす業者は要注意
  • 実績の多い大手を選ぶと安心

 

悪徳業者は、巧妙な手口でお金をだまし取っていきます。知識がないまま話を聞くのは危険です。

まずは、自分自身がファクタリングとはどのようなものなのか・融資との違いをしっかりと知っておくことが必要です。

 

安全なファクタリング業者の選び方

 

おすすめのファクタリング会社

今回はファクタリングの違法性と悪質ファクタリング会社の存在について解説しました。

悪質ファクタリング会社に騙されず、安全なファクタリング会社を選ぶための参考として、知名度が高く、安心して利用できるファクタリング会社をご紹介します。

 

これらのファクタリング業者をもととして、複数社の相見積もりによって最終的なファクタリング会社を選びだすのがおすすめです。

是非、参考にしてみてください。

 

GMOペイメントゲートウェイ

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個人事業主利用可否不可/法人のみ
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ファクタリング手数料5.0%~
個人事業主利用可否不可/法人のみ
即日現金化可能

 

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ファクタリング手数料詳細は非公表

(10秒簡易診断で確認可能)

個人事業主利用可否可能
即日現金化可能

 

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2社間ファクタリング取扱い
ファクタリング手数料5.0%~
個人事業主利用可否不可/法人のみ
即日現金化可能

 

まとめ

ファクタリング取引を利用すること自体は、違法なことではありません。

経済産業省では、日本国内でのファクタリング利用率の低さを問題視しており、国をあげて売掛金を上手に利用した資金調達を推進しています。

 

一方で、ファクタリングに関する法整備が十分でないため、ファクタリング業者をうたった悪徳業者が多いというのも現状です。

ファクタリングだけでなく資金調達方法に関する正しい知識を身に付けて、安心して利用することができる業者を見抜いていくようにしましょう。

 

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